千年女優(2002年)

後輩さんに教えてもらって鑑賞。

後輩本人が20年経っても面白いと言っているのだから見る価値があるんじゃないかと思った。

当時、本人の周りではあまり評価されないようだったけど、45歳のわたしが観て、結構楽しかったので、ある程度年齢を重ねてないと楽しくないのかもしれないね。

私自身は仕事しながら「聞き流し」的に鑑賞したのだけど、難しく考えすぎなかったのが結果としてよかったのかもしれない。

物語について

設定をざっくり説明すると、元女優(主役)に人生を振り返る話を聞く話。主役の元女優に、聞き手がとある「鍵」を渡すことで、彼女自身の人生と、演じた役どころの人生が入り混じってくる感覚が非常に面白かった。曖昧になってしまっていることがとてもおもしろいのだ。シロウトとしてはそんなものなんだけど、結構楽しかった。

監督の今さんの最高傑作として批評家からの評価がとても高いようだ。残念ながら2010年頃に40代半ばで亡くなってしまったとか。

演出について

なんだろ、あんまり見るタイプのアニメ作品じゃなかったので声優さんとかの演技がナチュラルに入ってきてよかった。

途中で女優さんたちの演技が、あれってあの映画だよね〜というのがいくつかあって、「座頭市」とかは解りやすくてよかった。わからないやつも多いのだけど、昔の東映とか日活なんかの映画の雰囲気が再現できてるのも良かったと思う。

映像について

キャラクターについては、好みの問題で好きなタイプではないんだけど、世界観的にはハマってたと思うし、完成度の高い作品なんじゃないかな。とシロウトならではの無責任な感想。

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