映画:すずめの戸締まり(2022年)

すずめの戸締まり

新海誠監督の「言の葉の庭」が好きで、彼の描く人間の心理描写に興味があった。話題作になりすぎて敬遠してたけど、暇にあかせて鑑賞したら結構面白かったのでその気持を共有しようと思った。他にも「君の名は」とも共通してる気がする。

映画を見て自分が感じたことをちょっとだけ掘り下げてみたので、参考にしてもらったら幸い。

すずめの戸締まり基本情報

公開日:2022年11月11日
監督:新海誠
脚本:新海誠
キャスト:原菜乃華、染谷将太、伊藤沙莉、松村北斗、花瀬結月、三浦宏規、大橋裕之、深田恭子、六角彩子、芹澤優、島本須美
上映時間:122分
ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー

楽しみ方

あらすじ

宮崎県で暮らす17歳の少女・岩戸鈴芽は、ある日、夢の中で出会った青年・宗像草太と共に、日本各地の「後ろ戸」を閉める旅に出る。後ろ戸は、災いを招く「ミミズ」が現世に侵入するための通路であり、閉じ師と呼ばれる鈴芽たちは、後ろ戸を閉じて世界を救う使命を担っていた。旅を通して、鈴芽は様々な人と出会い、成長していく話なんだ。

テーマはこんな感じ?

この物語のテーマで気づいたのは3つくらいかな

  1. 少女の人間的な成長
  2. 自然との共存
  3. 希望と再生

少女の人間的な成長

これに関しては、普通に読み取りやすい部分だと思う。鈴芽は、旅を通して様々な困難に直面し、それを乗り越えることで成長する。最初は内気で頼りない少女だった鈴芽は、勇気と責任感を持つ自立した女性へと変化する。恋もしちゃったからね。

日本神話との繋がり

ただし、岩戸は天岩戸、宗像は宗像大社との関連性を感じたので、そういう視点で物語を追いかけるととても面白い。宮崎県から物語が始まるというのは、明らかに日本神話との繋がりを匂わせている。廃墟になった建物などを「お返し申す」というのは自然との共有にもつながっていると思う。

ミミズだって「日不見の神」。ひみずってミミズに似た響き。かつ、すずめってミミズを食べるよね?これが地震を起こすんだから恐ろしい。

これが現れる前には、雷鳴が響く。凶兆として、まさに「神鳴る」のか。

希望と再生

そして、ミミズを退治したあとには雨が降る。

これは浄化を意味しているのではないのかと勝手に思っている。

映像についての感想

繊細な風景描写と、カメラワークも結構すごかったと思う。水の表現が好きだなぁ。

音楽についての感想

音楽については、なんとも・・・・今回はあまりピンとこなかった。

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