PageSpeed Insightsの「第三者リソース」を解説

PageSpeed Insightsでよく見かける「第三者リソース」について、詳しく解説していきます。

第三者リソースとは?

第三者リソースとは、あなたのウェブサイトが外部のサーバーから読み込んでいるリソースのことです。具体的には、以下のものが挙げられます。

  • 広告: Google AdSense、その他の広告ネットワーク
  • 分析ツール: Google Analytics、その他の分析ツール
  • ソーシャルメディア: Facebookのいいねボタン、Twitterのシェアボタン
  • 埋め込みコンテンツ: YouTube動画、Googleマップ
  • その他のサービス: フォント、決済システム、チャットボットなど

これらのリソースは、ウェブサイトの機能を拡張したり、ユーザーの行動を分析したりする上で非常に役立ちますが、一方で、ページの読み込み速度を遅らせる原因となることがあります。

これがジレンマなんだよね。

なぜ第三者リソースが問題になるのか?

  • 追加のHTTPリクエスト: 第三者リソースを読み込むには、HTTPリクエストが追加で発生するため、読み込み時間が長くなります。
  • レンダリングのブロック: 一部の第三者リソースは、ページのレンダリングをブロックしてしまうことがあります。
  • 帯域幅の消費: 第三者リソースは、ユーザーの帯域幅を消費するため、モバイル環境などでは特に問題になります。

第三者リソースを改善する方法

  • 必要なものだけを利用する: 必ずしもすべての第三者リソースが必要なわけではありません。本当に必要なものだけを利用するようにしましょう。
  • 非同期読み込み: 第三者リソースを非同期に読み込むことで、ページのレンダリングをブロックすることを防ぎます。
  • 遅延読み込み: ページの表示後に必要な第三者リソースを遅延読み込むことで、初期表示速度を向上させます。
  • バンドル: 複数の第三者リソースを1つのファイルにバンドルすることで、HTTPリクエスト数を減らすことができます。
  • 最小化: 第三者リソースのコードを最小化することで、ファイルサイズを縮小し、読み込み時間を短縮できます。

PageSpeed Insightsでの表示について

PageSpeed Insightsでは、第三者リソースがページの読み込み速度に与える影響を数値化し、改善点として提示されます。

  • 第三者リソースの数を減らす: 第三者リソースの種類や数を減らすことで、スコアを改善できます。
  • 第三者リソースのサイズを小さくする: 第三者リソースのファイルサイズを小さくすることで、スコアを改善できます。
  • 第三者リソースの読み込みを最適化する: 非同期読み込みや遅延読み込みなど、読み込み方法を最適化することで、スコアを改善できます。

その他の注意点

  • サードパーティのサービス提供元への問い合わせ: 第三者リソースを提供しているサービスによっては、パフォーマンス改善のための設定や機能を提供している場合があります。
  • CDNの活用: CDN (コンテンツデリバリーネットワーク) を利用することで、第三者リソースの配信を高速化できます。
  • 定期的な見直し: ウェブサイトの構成や利用しているサービスは、時間とともに変化するため、定期的にPageSpeed Insightsで診断を行い、改善点を把握することが重要です。

具体的な改善方法を検討する際には、以下の情報があるとより的確なアドバイスができます。

  • 利用している第三者リソース: 具体的にどのようなサービスを利用しているか教えてください。
  • PageSpeed Insightsの診断結果: 診断結果のスクリーンショットや、問題となっている箇所を教えてください。
  • ウェブサイトの構成: CMSやフレームワークなど、ウェブサイトの構成を教えてください。

まとめ

第三者リソースは、ウェブサイトの機能を拡張する上で非常に役立つ一方で、ページの読み込み速度を遅らせる原因となることがあります。PageSpeed Insightsのアドバイスを参考に、適切な対策を行うことで、ウェブサイトのパフォーマンスを向上させることができます。

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