外務省は令和8年(2026年)3月9日、イラクの一部の地域について危険レベルを引き上げました。イスラエルおよび米国によるイランへの攻撃開始後、イラク国内でも武装勢力への攻撃や抗議活動が発生しており、情勢が極めて不安定になっています。対象地域への渡航は中止してください。
参照元:外務省 海外安全ホームページ イラクの危険情報【一部地域の危険レベル引上げ】 ※誤情報の可能性もあります。最新情報は必ず、参照元にてご確認ください。
危険レベルの引き上げと対象地域
外務省の発表によると、新たに以下の地域の危険レベルが引き上げられました。
レベル3:渡航はやめてください(新規引き上げ)
- エルビル県エルビル市
- スレイマーニーヤ県(隣国国境付近およびレベル4の県境付近を除く)
- ドホーク県(隣国国境付近およびレベル4の県境付近を除く)
レベル4:退避してください。渡航はやめてください(継続)
- バグダッド(空港敷地内を除く)
- ニナワ県、キルクーク県、サラーハッディーン県、ディヤーラ県、アンバール県、ワーシト県
- クルディスタン地域と上記レベル4地域との県境付近
レベル3:渡航はやめてください(継続)
- バグダッド国際空港敷地内
- 中南部・南部8県(バスラ県、ナジャフ県、カルバラー県など)
- 隣国(トルコ、イラン、シリア)との国境付近
危険情報引き上げの背景と現状
令和8年(2026年)2月28日、イスラエルおよび米国がイランに対して攻撃を開始しました。これ以降、イラク国内のバグダッド、エルビル、バスラなどの主要都市において、米国権益等への攻撃や、イラク国内の武装勢力に対する攻撃が発生しているとのことです。
また、バグダッド中心部をはじめとする国内各地で、米国等への抗議活動が継続的に行われています。これにより、複数箇所で交通封鎖が実施されるなどの影響が出ています。
テロの脅威と治安情勢
外務省(具体的な名称)によると、イラク国内では依然としてISIL(イラク・レバントのイスラム国)残党が活動を続けています。ニナワ県やアンバール県などでは、テロ事案や治安当局による掃討作戦に伴う衝突が断続的に発生している状況です。
特に、人が多く集まる場所や米国権益付近、宗教祭事期間などはテロの標的となりやすいため、引き続き厳重な警戒が必要であるとしています。
やむを得ない事情で滞在する場合には、所属団体を通じて十分な安全対策を講じ、日没後の移動は厳に避けるよう呼びかけています。