参照元:外務省 海外安全ホームページ|https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2025T115.html
外務省は、キューバに対する危険情報を更新し、ハバナ県の一部地域に対し、新たに「危険レベル1:十分注意してください」を発出しました(令和7年12月15日更新)。外国人観光客が犯罪の標的とされやすい状況が続いているため、注意が呼びかけられています。
危険レベルの新規発出地域(要チェック)
| 危険レベル | レベル1:十分注意してください。(新規) |
| 対象地域 | ハバナ県ハバナ・ビエハ市(旧市街地)及びセントロ・ハバナ市(市街地中心部) |
| 理由 | 経済情勢の悪化に伴い、強盗、強盗致傷事件が継続して発生しており、邦人の被害も発生しているため。 |
| 指示 | 夜間はこれらの場所に決して近づかず、日中に訪れる場合も警戒心を持って行動してください。 |
その他の全土における主な注意点
上記以外の地域についても、治安は決して良いとは言えず、年間を通じてひったくり、スリ、車上荒らしなどの一般犯罪が昼夜を問わず発生しています。
犯罪被害を避けるための対策
- アジア系外国人は犯罪の標的とされやすいことを認識し、常に警戒心を保持する。
- 路上で携帯電話を使用しない、装飾品を身につけない。
- リュックサックなどの大きな荷物は身体の前側に身につける。
- 早朝や夜間の単独行動を避け、日没後は乗り合いではない正規の個人タクシー(黄色の車体)で移動する。
- 年末年始は侵入窃盗が増える傾向にあるため、ホテル等滞在先では必ず施錠を徹底する。
渡航・滞在上の特殊な留意事項
キューバは経済制裁の影響などにより、以下の点で極めて困難な状況にあります。
- 外貨送金・クレジットカード: 日本からの送金が極めて困難であり、米国系カードを中心にクレジットカードが使用できない場合が多いです。
- 現金: 疾病・怪我・盗難等に備え、日本円以外(ドルまたはユーロが主)の十分な額の現金を保有する必要があります。
- 感染症: デング熱、オロプーシェ熱、チクングニア熱などの蚊媒介感染症が流行しており、虫除け対策が必要です。
安全な渡航のための心構え
キューバへの渡航・滞在を予定されている方は、治安情勢に加え、テロや感染症のリスク、そして外貨関連の特殊な事情を十分に理解し、万全の安全対策を講じてください。最新情報は、在キューバ日本国大使館や外務省海外安全ホームページ(たびレジ・在留届)で確認してください。