外務省は令和8年(2026年)2月20日、ブラジルに関する危険情報を更新しました。サンパウロやリオデジャネイロなどの大都市圏を中心に、依然として殺人や強盗といった凶悪犯罪が高い水準で発生しており、渡航・滞在には厳重な警戒が必要です。
危険レベルと対象地域
| 対象地域 | 危険レベル | 状況 |
| 主要大都市圏および特定地域(下記参照) | レベル1:十分注意してください | 継続 |
主な対象地域:
ブラジリア連邦区、大サンパウロ圏、カンピーナス市、大リオ圏、大マナウス圏、ロライマ州北部、大ベレン圏、大レシフェ圏、大サルバドール圏、大フォルタレーザ圏、大クリチバ圏、ポルトアレグレ市など。
現地の治安状況と注意すべきポイント
1. 凶悪犯罪の多発(銃器使用)
ブラジルは世界的に見ても犯罪発生率が非常に高く、多くの強盗事件で拳銃が使用されています。
- 抵抗は厳禁: 抵抗したり急な動きをしたりすると、射殺されるリスクが非常に高まります。万一遭遇した場合は、生命を第一に考え、犯人の要求に従ってください。
- 「短時間誘拐」に注意: 被害者を一時的に拘束し、ATMで現金を引き出させたり、電子送金システム(PIX)で送金させたりする事件が多発しています。
2. ファベーラ(スラム街)には絶対に近づかない
リオやサンパウロなどに点在するファベーラは、犯罪組織の拠点となっています。
- 銃撃戦のリスク: 組織間の抗争や警察との銃撃戦が頻繁に発生し、一般人が流れ弾の犠牲になるケースが後を絶ちません。
- 観光ツアーも控える: 一部で企画されているファベーラ観光ツアーへの参加も控えてください。
3. 都市ごとの特異な情勢
- サンパウロ: 比較的治安が良いとされるジャルジン地区等でも強盗が発生。セントロ地区(セー広場周辺)は治安が極端に悪化しており、立ち入りは避けるべきです。
- リオデジャネイロ: ビーチ周辺でのクレジットカード不正請求が多発。不審な場合は現金払いを選択してください。
- マナウス: 州都の中で殺人事件の発生率が非常に高く、薬物ルートの中継点となっているため特に警戒が必要です。
滞在にあたっての安全対策
- 目立たない: 華美な服装、高級な腕時計、スマートフォンの屋外での使用は避け、「自分は金品を持っていない」ように見せることが重要です。
- 移動の安全: 空港からの移動を狙った強盗も多いため、周囲を常に警戒してください。
- 連絡体制の確保:
- 3か月以上の滞在:「在留届」を提出
- 3か月未満の旅行・出張:外務省の「たびレジ」 に必ず登録し、最新の安全情報を入手してください。