外務省は令和8年(2026年)1月16日、イラン国内の情勢悪化を受け、首都テヘランを含む全域の危険情報を最高レベルの**「レベル4:退避勧告」に引き上げました。これまでは一部地域がレベル3(渡航中止勧告)でしたが、今回の更新でイラン全土が「退避してください」という最も強い警告**の対象となっています。
参照元:外務省 海外安全ホームページ|イランの危険情報【危険レベル引上げ】
現在の深刻な状況とリスク
現地のインフラや治安は極めて不安定な状態に陥っています。特に通信と交通の遮断は死活問題になりかねません。
- 通信の遮断: インターネットや国際電話が不通、または極めて繋がりにくい状態が続いています。
- 空路の混乱: 国際線フライトの激減に加え、予告のない急な運航停止が相次いでいます。
- 拘束のリスク: 軍事・核関連施設はもちろん、抗議活動や集会の様子を写真・動画に収めるだけで**「スパイ活動」とみなされ拘束される恐れ**があります。
滞在者・渡航予定者が取るべき行動
「どのような目的であれ」渡航は中止してください。もはや観光やビジネスを検討できる段階ではありません。
| 対象 | 必須アクション |
| 渡航予定の方 | 渡航を中止。行き先を変更してください。 |
| 既に滞在中の方 | 安全に出国できると判断されるうちに、速やかに国外へ退避。 |
| やむを得ず滞在の方 | 複数の情報源から最新情報を確保。集会等には絶対に近づかない。 |
緊急時の連絡先(生命に関わる場合)
通信障害の影響で連絡が取りづらい可能性がありますが、万が一の際は下記へコンタクトを。
- 在イラン日本国大使館
- メール:consular@th.mofa.go.jp
- ※現地情勢により、通常の電話連絡が困難な場合があります。
命を守るための決断を
今回の「全土レベル4」への引き上げは、事態が最終局面に近いことを示唆しています。これまで大丈夫だったから、という楽観視は禁物。通信が完全に途絶え、空路も閉ざされてからでは脱出が非常に困難になります。自分と家族の安全を最優先に考え、一刻も早い国外退避の検討を。