外務省は、令和8年(2026年)1月9日、タイ国内でデング熱の症例数が例年を上回るペースで増加していることを受け、現地滞在者や渡航予定者に対して感染防止対策を徹底するよう注意喚起を発出しました。
状況の概要
タイ保健省の発表によると、令和7年(2025年)末から現在にかけて、デング熱の感染者数および死者数が過去数年と比較して高い水準で推移しています。特にバンコク都内や南部、北東部の各県で多くの症例が報告されており、注意が必要です。
デング熱の主な症状
蚊(ネッタイシマカやヒトスジシマカ)に刺されることで感染します。
- 潜伏期間:3日〜14日(通常4日〜7日)
- 主な症状:突発的な高熱、激しい頭痛、関節痛・筋肉痛、発疹など
- 重症化:稀に出血傾向を伴う「デング出血熱」に移行し、重症化する場合があるため、早期の受診が重要です。
感染予防対策
デング熱には有効な予防ワクチンや特効薬がないため、**「蚊に刺されないこと」**が最大の予防策です。
- 服装:外出時は、可能な限り長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を抑える。
- 忌避剤:DEET(ディート)やイカリジン等の有効成分を含む昆虫忌避剤(蚊除けスプレー等)を適切に使用する。
- 環境整備:蚊の繁殖を防ぐため、住居周辺の鉢植えの皿や古タイヤなど、水が溜まる場所を放置しない。
渡航・滞在される方へ
高熱などの症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。また、外務省の「たびレジ」に登録し、最新の安全情報の入手に努めてください。