参照元:農林水産省|https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/251220.html
農林水産省は、岡山県津山市の採卵鶏農場において、家畜伝染病である高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと発表しました。今シーズン国内8例目となります。これを受け、農林水産省は防疫対策本部を開催し、対応方針を決定しました。
発生農場の概要と経緯(要チェック)
| 項目 | 詳細 |
| 所在地 | 岡山県津山市 |
| 飼養状況 | 約43万羽(採卵鶏) |
| 確認日 | 2025年12月20日(土曜日) |
12月19日に農場からの通報を受けて簡易検査を実施したところ陽性と判明し、翌20日の遺伝子検査により疑似患畜であることが確認されました。
今後の防疫措置と対応方針
感染拡大を防止するため、以下の措置が迅速に実施されます。
- 殺処分と移動制限: 当該農場の鶏の殺処分および焼埋却を進めるとともに、農場から半径3km以内を「移動制限区域」、3km〜10km以内を「搬出制限区域」に設定します。
- 消毒の徹底: 周辺の消毒を強化し、主要道路に消毒ポイントを設置します。
- 専門家の派遣: 感染状況や経路を把握するため、農林水産省等の専門家による「疫学調査チーム」や「緊急支援チーム」を現地に派遣します。
消費者・報道関係者へのお願い
農林水産省は、混乱を防ぐために以下の情報を伝えています。
- 食品の安全: 現状において、鶏肉や鶏卵を食べることによってヒトが鳥インフルエンザに感染する可能性はないと考えられています。
- 取材の自粛: ウイルスの拡散防止および農家のプライバシー保護のため、現場での取材は厳に慎むよう求めています。特にヘリコプターやドローンによる取材は、防疫作業の妨げとなるため禁止されています。
今後も、根拠のない噂などに惑わされず、正確な情報に基づいた行動が求められます。