参照元:外務省 海外安全ホームページ|https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2025T113.html
外務省は、コモロに対する危険情報を更新し、全土に対して「危険レベル1:十分注意してください」を継続すると発表しました(令和7年12月15日更新)。外国人を特定して標的とした犯罪被害は報告されていませんが、一般犯罪や交通インフラの脆弱性に十分注意が必要です。
危険レベルの継続と注意点(要チェック)
| 危険レベル | レベル1:十分注意してください。《継続》 |
| 対象地域 | 全土 |
| 主なリスク | * 強盗、スリ、ひったくりなどの一般犯罪の多発(高い貧困率が背景) |
| * 国内外の航空便及び船便の混乱(交通インフラの脆弱性) |
一般犯罪への対策
- 外出の際には、バッグ類を常に**目の届く位置(身体の前)**に持つようにする。
- リュックなどが刃物で切り裂かれ、中身を盗まれる事案も発生しているため注意が必要です。
- 不要不急な夜間の外出は控えてください。
交通インフラと情報入手の重要性
- 首都モロニ市が所在するグランドコモロ島を含む3島すべてにおいて、交通インフラが脆弱です。
- 航空便や船便は予定どおりに運航しない場合や、直前にスケジュールが変更されることがあるため、旅行業者等を通じて入念かつ頻繁に確認を取る必要があります。
- 現地では通信回線状態が悪く、通話やメールができないことが多々あります。
渡航・滞在にあたっての留意事項
コモロには日本国大使館が設置されていません(在マダガスカル日本国大使館が兼轄)。不測の事態に備え、以下の対策を講じてください。
- 安全対策: 現地の言語(フランス語、アラビア語など)を理解できる現地ガイドを雇うなど、自己防衛策をとる。
- 緊急時の備え: 食料・飲料水を備蓄し、パスポート、貴重品をいつでも持ち出せるよう準備する。
- 情報登録: 3か月未満の滞在者は「たびレジ」に、3か月以上の滞在者は「在留届」を提出する。
- テロ・誘拐: 外国人を標的としたテロや誘拐のリスクも排除できないため、常に最新情報を入手し、十分な安全対策を講じる。
周辺国よりも安定した治安を維持
コモロは周辺国に比べて治安情勢は安定していますが、貧困を背景とした一般犯罪が多発しています。十分な注意を払い、事前の情報収集を徹底して安全な滞在を心がけてください。