カンボジア:タイとの国境付近(50km以内)の危険レベルを「レベル3:渡航中止勧告」に引き上げ

参照元:外務省 海外安全ホームページ|https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2025T114.html

外務省は、カンボジアに対する危険情報を更新し、タイとの国境付近(タイ国境から50km以内)の危険レベルを「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」に引き上げました(令和7年12月12日更新)。この措置は、両国国境地帯で軍事的な緊張が再び高まり、戦闘や空爆が行われていることを受けて、対象範囲を拡大したものです。

危険レベルの変更点と詳細(要チェック)

1. タイ国境付近(国境から50km以内)

危険レベルレベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(対象範囲拡大)
理由12月7日以降、プレアビヒア州、ウドーミエンチェイ州、バンテアイミエンチェイ州、ポーサット州、バッタンバン州の係争地で、激しい戦闘や空爆が再発しているため。
指示どのような目的であっても、これら地域への渡航は止めてください。

2. 上記以外の全土

危険レベルレベル1:十分注意してください。(継続)
注意点プノンペンやシェムリアップなどの観光地では、強盗、ひったくり、詐欺などの一般犯罪が多発。また、交通法規の遵法意識が低く、交通事故も多発しています。

その他の重要な情報

  • 特殊詐欺/闇バイト: 「高収入」などの好条件で勧誘され、カンボジア到着後に監禁状態に置かれ、電話詐欺などの不法行為に強制的に従事させられる事案が多数発生し、邦人の被害も報告されています。安易な就労の勧誘には乗らないよう、慎重な判断が必要です。
  • 地雷・不発弾: カンボジア中・西部および東部の一部地域には、内戦や戦争当時の地雷や不発弾がいまだ残存しています。農地や空き地、森林など、人や車が踏み入れていない場所には不用意に立ち入らないでください。

結び

タイとの国境地帯の軍事衝突は、人命に関わる極めて危険な状況です。国境付近への渡航は絶対に中止し、その他の地域に滞在・渡航する際も、犯罪やテロ、不発弾のリスクを十分に認識し、常に最新の情報を入手して安全確保に努めてください。

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