参照元:経済産業省|https://www.meti.go.jp/press/2025/12/20251212004/20251212004.html
経済産業省は、令和7年12月10日午前0時頃、大阪府内の需要家宅において、一酸化炭素(CO)中毒事故(軽症1名)が発生したと発表しました。原因は、不完全燃焼した給湯器の排気ガスが浴室の窓から室内に侵入し、消費者が吸引したことによるものと推定されています。
事故の概要と推定原因(要チェック)
事故の詳しい状況は以下の通りです。
| 項目 | 詳細 |
| 事故発生日時 | 2025年12月10日(水曜日)午前0時00分頃 |
| 人 的 被害 | 軽症1名 |
| 事故機器 | RF式給湯器(屋外設置、製造年月2007年7月) |
| 推定原因 | 不完全燃焼した給湯器の排気ガスが、開放された浴室の窓から室内に侵入し、消費者が吸い込んだことによる。 |
| 特記事項 | 当該給湯器からは約3日前から使用時に大きな音がしていた。 |
事故の原因の詳細については、現在、供給事業者である大阪瓦斯株式会社が調査中です。
⚠️ 一酸化炭素中毒の注意喚起
一酸化炭素(CO)は無色無臭で、中毒になっても気づきにくく大変危険です。ガス機器の使用にあたっては、以下の点に留意してください。
1. 日頃からの点検・お手入れ
- 日頃からガス機器の点検・お手入れを心がけ、不審な点(異音、異臭など)が見つかったら、直ちにガス事業者などに連絡し、改善することが事故を防ぐ基本です。
2. 体調不良時の使用停止
- 一酸化炭素中毒のもっとも軽い症状は、前頭部に軽度の頭痛を感じることです。
- ガス機器を使用中、「いつもと違って気分が悪い」「体調に違和感がある」といった症状が出たときは、直ちにガス機器の使用を停止し、新鮮な空気を吸うことが極めて重要です。
結び
給湯器の異音などの前兆を見逃さず、少しでも不審な点があれば使用を中止し、専門の事業者に点検を依頼することが、事故を未然に防ぐための重要な手段となります。冬場は特に換気がおろそかになりがちなので、十分な換気と機器の点検を徹底しましょう。