参照元:統合幕僚監部|https://www.mod.go.jp/js/pdf/2025/p20251209_05.pdf
統合幕僚監部は、令和7年12月9日、中国軍機およびロシア軍機が東シナ海から四国沖の太平洋にかけて長距離にわたる共同飛行を実施したことを確認したと発表しました。航空自衛隊は、南西航空方面隊等の戦闘機を**緊急発進(スクランブル)**させて対応しました。
共同飛行の概要(要チェック)
今回の活動では、複数の機種と合計11機もの航空機が確認されました。
- 共同飛行: ロシアの爆撃機(Tu-95)2機が日本海から東シナ海に進出し、東シナ海で中国の爆撃機(H-6)2機と合流。その後、四国沖の太平洋まで長距離の共同飛行を実施しました。
- 戦闘機合流: ロシア・中国の爆撃機が沖縄本島と宮古島の間を往復飛行する際、中国の戦闘機(J-16)4機が合流しました。
- その他確認機: 日本海において、ロシアの早期警戒管制機(A-50)1機、ロシアの戦闘機(Su-30)2機も確認されました。
自衛隊の対応
自衛隊は、一連の動きに対し、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させ、領空侵犯を防ぐための厳格な警戒監視活動を実施しました。
結び
中露両軍による合同での長距離飛行は、わが国周辺の安全保障環境を複雑にする動きです。防衛省は、今後も引き続き、わが国の領空侵犯の防止と警戒監視に万全を期す方針です。