中国空母「遼寧」艦隊が太平洋を航行、艦載機発着艦は計約140回に—自衛隊が警戒監視を継続

参照元:統合幕僚監部|https://www.mod.go.jp/js/pdf/2025/p20251209_04.pdf

統合幕僚監部は、中国海軍の空母「遼寧」(艦番号16)を含む艦隊が、引き続き太平洋上の海域を航行していることを確認したと発表しました(令和7年12月9日)。

艦隊の動向と艦載機の活動(要チェック)

空母「遼寧」は、ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦2隻およびフユ級高速戦闘支援艦1隻を伴い航行しています。

  • 航行確認日時・位置:
    • 12月8日(月): 北大東島の東約490km。
    • 12月9日(火): 北大東島の東約450km。
  • 艦載機の発着艦回数: 12月8日(月)に艦載戦闘機及び艦載ヘリによる発着艦が約40回確認されました。
  • 累積発着艦回数: 12月5日から8日までに確認された発着艦の総数は、計約140回に上っています。

自衛隊の対応

海上自衛隊の護衛艦「てるづき」が警戒監視・情報収集活動を継続しています。また、艦載機の活動に対し、航空自衛隊の戦闘機が**緊急発進(スクランブル)**を行うなど、引き続き厳格な対応がとられています。

結び

中国海軍の空母艦隊による我が国周辺海域での活発な活動は継続しており、防衛省・自衛隊は、領土・領空・領海の安全確保に向け、警戒監視を徹底していく方針です。

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