参照元:外務省 海外安全ホームページ|https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2025T106.html
外務省は、令和7年11月28日付で、欧米等への渡航者に対し、クリスマスや年末年始の祝祭日・イベントシーズンにテロの標的となる可能性が高まるとして、注意喚起を行いました。人の集まりや移動が増える時期であり、警備が手薄な場所(ソフトターゲット)を狙ったテロの脅威が高まっています。
テロの脅威が高まる時期と場所(重要情報)
近年、欧米では組織とのつながりが薄い単独犯によるテロが多発しており、事前の取締りが難しく、今後も継続する懸念があります。
1. 特に注意が必要な時期
- 祝祭日・イベントシーズン:クリスマスマーケット、年末のカウントダウン、祝賀行事など。
- ユダヤ教の記念日:中東情勢を背景に、ユダヤ教の記念日(ハヌカなど)の期間およびその前後においても、イスラエル権益やユダヤ人を標的としたテロ事案が発生しているため、注意が必要です。
2. 標的となりやすい場所(ソフトターゲット)
以下の場所は、警備が手薄で不特定多数の人が集まるため、テロの標的となりやすいとされています。
- イベント会場:クリスマスマーケット、音楽フェスティバル、スポーツ大会など。
- 集客施設:レストラン、ホテル、ショッピングモール、映画館。
- 交通機関:公共交通機関。
- 観光地・宗教施設:観光施設周辺、宗教関連施設。
被害に遭う可能性を減らすための対策(要チェック)
渡航・滞在中は、以下の安全対策を講じることが必要不可欠です。
- 情報収集:「たびレジ」を活用し、常に最新の関連情報を入手する。
- 警戒行動:テロの標的となりやすい場所を訪れる際は、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れること。滞在時間を短くすることも有効です。
- 現場での対応:
- 車両突入:ガードレールや街灯などの遮へい物が無い歩道などでは危険が増すことを認識する。
- 爆弾・銃器:直ちにその場に伏せ、銃弾を防げる遮蔽物を活用し、低い姿勢を保ったまま速やかに安全なところに退避する。