参照元:農林水産省|https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/251129.html
農林水産省は、スペインの野生イノシシにおいて**アフリカ豚熱(ASF)**の発生が確認されたことを受け、令和7年11月28日(金曜日)以降にスペインから輸入される豚肉等について、輸入一時停止措置を講じたと発表しました(令和7年11月29日)。
輸入一時停止措置の概要(要チェック)
この措置は、アフリカ豚熱の我が国への侵入を未然に防ぐための検疫上の措置であり、食品衛生が目的ではありません。
| 項目 | 詳細 |
| 措置開始日 | 令和7年11月28日(金曜日)以降の輸入分から(遡及適用) |
| 対象国 | スペイン |
| 対象品目 | 豚肉等 |
| 目的 | 日本国内で飼養されている生きた豚がウイルスに感染することを防止するため。 |
アフリカ豚熱(ASF)とは
アフリカ豚熱(ASF)は豚やイノシシの病気であり、ヒトには感染しません。しかし、一度発生すると豚の致死率が非常に高く、養豚業に甚大な被害をもたらすため、国境を越えた防疫対策が必要不可欠となります。
スペインからの輸入実績
日本はスペインから年間約17万トン前後の豚肉を輸入しており、これは日本の総輸入量(約97万トン)の約17〜19%を占める大きな取引です。今回の輸入一時停止措置は、国内の豚肉流通にも影響を与える可能性があります。
結び
農林水産省は、引き続き詳細が確認され次第、輸入保留開始日に遡って輸入停止とするなど、迅速な対応を取っています。国内の養豚業を守るための厳格な防疫措置の徹底が求められます。