参照元：外務省 海外安全ホームページ｜https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2025C045.html
外務省は、令和7年11月18日付で、エチオピアにおけるマールブルグ病の発生に関するスポット情報を発表しました。これは、致死率が極めて高いウイルス性出血熱のひとつであり、感染拡大を防ぐため、特定の地域への渡航を控えるよう強く呼びかけています。
マールブルグ病の発生と渡航自粛要請
世界保健機構（WHO）アフリカ地域事務所は、11月14日、エチオピア保健省が南エチオピア州ジンカ町においてマールブルグ病の発生を確認したと発表しました。同日現在、同州では9件の症例が報告されており、WHOなどの支援を受け、緊急対応チームが派遣されています。
渡航・予防に関する重要事項（要チェック）
- 渡航自粛要請地域：南エチオピア州（観光地であるアルバミンチを含む）への渡航は控えてください。
- 感染経路：主として感染者の**体液など（血液、分泌物、吐物・排泄物）**に触れることにより感染します。
- 予防策：
- 感染者が発生している区域には近づかないようにし、感染者又は感染の疑いがある人との接触は避けてください。
- アルコール消毒や石けんを使用した十分な手洗いを行う。
- 野生動物の肉（bush meatやジビエ）を食さない。
マールブルグ病の致死率は過去の報告で**24%から88%**におよび、現時点では確実に有効なワクチンや治療法は確立されていません。
症状（参考）
潜伏期間は通常3日から10日。突発的な発熱、頭痛、筋肉痛、皮膚粘膜発疹が初期症状として現れ、重症化すると出血症状などを生じ、死に至ることがあります。
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